工藤 拓実の創意挑戦

「プロフェッショナル」
としてさらなる成長を。

施工管理には、工事の進行具合や品質に目を配りながらも、現場の様子に応じて周囲が働きやすい環境を作っていくという横断的な働き方が求められます。同時に、人や環境が変わっても、決して品質には影響させないようにしなければならない高度な仕事です。しかし、それを実践できる人こそ、いわば「プロフェッショナル」と言えるのだと思います。
また、そうした施工管理の働き方は、やっぱり実際に入って働いてみないと分からない。それゆえ、入ってみるとそのギャップに戸惑ってしまう、ということはあるかもしれません。私自身も入社前は現在の仕事内容を想像できていないこともありました。でもその分、作っているものはこの先何十年と残り、人々の暮らしに一生寄り添っていくものですので、想像しているよりもうれしいギャップもきっとあるはずです。私自身、外部の塗装や外壁の作業が終わって足場を解体して初めて建物の全貌を見たときの感動は忘れられない体験でした。この前初めて開口補強の胴縁図面を自分で書かせてもらったのですが、寸法も自分で測り、それがうまく決まっていたときに「本当に自分がやったんだな」という自信にもなってやりがいを感じました。だから、これから現場で働くことを志す方には、しんどいこともあるけどその分ここでしか得られない喜びもある、と伝えたいです。そういった喜びを感じながら、現場に根ざして学んでいく。そうすれば遠くない未来、きちんと一人の現場監督として活躍できるはずです。実際にそれを体現している先輩達を見ていて、日々そう感じますね。

現場でのコミュニケーションが
一人前の施工管理者への鍵。

入社のきっかけとなったのは、学生時代に学んでいた知識を活かして、ものづくりに携わりたいという思いでした。施工管理者は「現場の責任者」という立場ではありますが、多くの場合、年齢的にも経験的にも実際に工事を担当する職人さんよりもずっと未熟。そうした関係性のなかで工事を円滑に進めるためには、周囲の人とのコミュニケーションが欠かせません。でも、あるとき現場のことを考えるあまり職人に厳しく接してしまい、のちにそのことで上長から厳しくいさめられることがありました。コミュニケーションのあり方は人によってさまざま。そのなかで作業する人の立場に立ち、伝え方を工夫しながら、いかに良好な関係性を築き上げられるか、といったところも施工管理の腕の見せ所だということをあらためて気付かされましたね。また、施工管理の2,3年は“職人さん” に弟子入りしていると思っておくくらいがちょうどいいというくらい、やっぱり施工管理の第一線に立つことは難しいんです。でも、私の目標でもある現場所長の「現場の作業を通じて一つ一つ学ぶこと。そうでないと一人前の監督者にはなれない」という言葉通り、現場ごとの様式によって異なる場合であっても応用させることができるようになって初めて一人前になれるんだなってことを日々実感しています。今はそのための下積み期間。まずは現場で職人さん方に教えてもらいながら経験を積み、知識だけでなく、現場を正しく、安全かつ効率的に動かすとはどういうことか、ということをまさに身体で学んでいる真っ最中です。

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